ようこそのお運びで <(_ _)> |
2006年05月18日
リールをカスタマイズ
申し訳ありません。
釣行記とうたっておきながら、イキナリ釣行記ではありません。
今年は久々にバスをやってみようと思い、リールを出してみた。
かれこれ20年近く使っている「クローズドフェースリール」っていうか「スピンキャストリール」。
ところが、なんだか動きがシブイ。ここ何年も使ってないからなぁ。
そこで、グリスアップでもしようと、ばらしてみた。「自然倶楽部(雑誌)」でも「ハンドメイド」ネタをやっていたし。。。
正直、完全分解するのは初めて。スピニングリールは結構やるけど。「なるほど、こういう仕組みなのか」と感心していると、自分の中にふつふつと変な意欲が。。。結構、見た目もボロボロだなぁ~。よし!塗装してやろう。あ~あ、よせばいいのに。わかっていても止まりません。
それでは作業開始。。。
まず、ボロボロの塗装をはがすことから。「塗装はがし」なるケミカル(カー用品店などにあります)を使います。
これを塗装面にぬると、皮膚病でも発症したかの様にグニャグニャと塗装が浮いてくるので、それを金属ヘラなどでそぎとります。
色はボディーを青、スプール(カバー)は地金むき出しの鏡面加工にすることにしました。
ボディーは足付けのため、少々荒め(今回は#240)の耐水ペーパーで全体を満遍なく磨きます。
カバーは細めのペーパー(#600→#1000)で残った塗装を取りながら磨き、仕上げに「ピカール」でゴシゴシ磨いて鏡面状にします。
塗装の前に脱脂のため、うすめ液などで表面をクリーニングしておきます。
塗料は自動車補修用のものを使いました。ボディーは地金が透けなくなるまで5層くらい重ね塗り。カバーの方も防錆のためクリアーを2層くらい吹いておきました。
塗装が完全に乾燥したところで、当初の目的であるグリスアップをしながら、元通りに組み立てていきます。
グリスは高級な釣具用なんて物もありそうですが、どこのホームセンターにでもある通称「うんこグリス」にしました。「安い!」ただそれだけです。
それから、このリール、巻き糸が減ってくると糸が出ていかなくなるので、スプールに「かさ上げ」処理をしておきました。といっても、アルミテープを巻きつけただけなんだけど。
Cリングをはめ込むのに手間取ったものの、どうにか組み立て完了。。。と、またしても変な構想が頭を過ぎります。「ダブルハンドルにしたい!」誰か止めてください。
再び作業開始。。。
手物にあった2mmのアルミ板を90×15の大きさに切ります。糸ノコや金ノコで切れば楽なんでしょうが、カッターナイフで作業開始。何回か切れ目を入れて、パキッとやる作戦です。ところが何回切れ目を入れてもアルミ板が折れる気配がありません。何十回、何百回と切れ目をいれ、尚且つプライヤーを使って、ようやく「パキッ」。。。
失敗。。。切り口(折口?)がギザギザ。しかも折るときに歪んでしまいました。やり直すのは疲れるので、ギザギザはヤスリで削り、歪みはプライヤーで適当に補正。
次に、真四角ではカッコ悪いので、両端(ツマミがつくところ)を4mmほど削って平行四辺形のような形にします。
ここで活躍したのが、スキーのチューンナップ用のヤスリ。これが、削った跡がビックリするほどキレイに仕上がる。最後に角を丸く削り、ツマミとハンドル軸の穴を開けておきます。
ツマミは以前に違うリールにも作った木製とします。値段と強度から「ラワン」を使い、好みの形に削っていきます。スムーズな回転のために重要なツマミの軸と軸受けは、M4のボルトとφ5mmアルミパイプの相性が良さそうです。ツマミに穴を開けパイプを通します。
表面は、木目を生かすようにニス仕上げとしました。
あとは出来上がったパーツを組み立てて、リール本体に取り付けて完成です。
どうです?なかなかの出来栄えだと思うんですが。
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「ISAO科学研究所(仮)」
「ビール人」